今日で、とりあえず正月休みは終わり。年末東京遠征での収穫物を整理したり、HDDに溜まった録画をDVDに移したりで、一日が過ぎてしまった。
当ブログでは特に触れていなかったが、年末はコミケの同人誌だけでなく、新刊の本も結構買った。その中には、当然「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本」(講談社)も、入っている。東京で買うと荷物になるので、12月31日に名古屋に帰ってきてから購入した。と言っても、「ミス・ドラキュラ」5巻や「奏光のストレイン」コミック版などは、東京で見かけてつい買ってしまったので、結局色々と荷物は増えてしまったのだが。
さて、「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本」は、主に妖怪紹介・各話ストーリー紹介・声優インタビューから構成されており、さすがに全4シリーズ・339話にも及ぶ作品だけに、かなり読み応えがある。
妖怪紹介は、各シリーズにおける性質の違いが解説されているし、声優インタビューでは、声優諸氏の自ら演じたシリーズだけでなく、他のシリーズへの思いについても語られており興味深い。
ただ、各話ストーリー紹介は、1話当たりの文章量が少ないせいか、説明不足な感は否めない。原作の紹介も、大幅なアレンジとテレビオリジナルとの区別が曖昧なところがあり、少し残念だ。また、巻末の「原作完全リスト」は、完全に発表順になっていたせいで、かえって読みにくかった。掲載誌別に分けて欲しかったところだ。
と、気になる点はあったが、全体的にはアニメ鬼太郎の集大成として、ファンなら読む価値のある本だと思う。
この「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本」の各話紹介を読んでいて、ふと第4作の第19話「恐怖!妖怪くびれ鬼」が気になったので、ビデオを久しぶりに観返してみた。
本話は、人生に疲れたサラリーマンが「黄泉の世界」で少年時代に戻って遊ぶが、その世界の食べ物を口にする度に、魂が削られていき、命を落とす寸前まで行くというストーリー。敵妖怪の「くびれ鬼」は、人間形態で黄泉の世界への案内役をしている前半の方が、不気味で正体不明という感じで、妖怪として魅力的だ。今回、観返してみる気になったのも、前半の印象が強かったせいだ。後半、正体を現してしまうと、それほど強い妖怪ではなく、やられ方はあっけない。
改めて観てみると、本話で登場したサラリーマン・筒井が「理想の世界」として心に望んだ子供時代は、昭和30年代のようだ。作中で「墓場鬼太郎」の紙芝居も上演されている。1996年放映の時点で、中年男性の子供時代が昭和30年代なのだから、今同じ話を作ったとしたら、子供時代はアニメ「鬼太郎」第1作・第2作の放映されていた昭和40年代になる。それを考えると「鬼太郎」が、いかに息の長い作品であるか、よくわかる。
そして、現実に今年はアニメの第5作が放映される事が決まった。新作では、「過去」の描写だけでなく、作中での「現在」がどう扱われるか。そもそも、時代設定として現代が舞台になるのか、など興味は尽きない。
そう言えば、この「くびれ鬼」の話では、砂かけ婆が「激ヤセ」なんて言葉を使っていて、今観ると時代を感じる。そんな時代性も取り込んでこその「鬼太郎」だろうか。
それにしても、第5作の放映局・制作会社はどうなるのだろう。もし、これまで通りフジテレビ・東映アニメーションのコンビだとすると、既存の枠では「デジモン」と「ワンピース」の時間しかない。だが、この枠に来ると東海テレビでは、ほぼ間違いなく平日夕方の放映になってしまうので、出来れば避けて欲しい。
参考までに、第4作の東海テレビにおける放映上の問題点を、挙げておこう。
・放映枠が金曜16時(変更多し)
・第1話の時点でキー局から2ヶ月遅れ
・第1・2話の提供がブルーバック
・第22話「蜂起!妖怪泥田坊」本編がニュース速報で中断
・第75話「妖術・鏡合戦!」OP・ED・次回予告カット
・第101話「言霊使いの罠!」放映無し
・第110話以降は火曜19時に移動、特番と野球のため5話を2ヶ月かけて放映
改めて振り返ると、色々とあったものだ。
まあ、キー局のフジテレビで観ていた人は、時刻表示と天気予報が鬱陶しかったと聞くし、関西では109話で打ち切られているのだから、一概に東海テレビの放映形態が一番悪いとは言えないが、キー局からあまりに遅れていた点だけは、何とかして欲しかった。おかげで、第3話「ギターの戦慄・夜叉!」は、放送を観る前に「アニメージュ」の記事で先に内容を知ってしまったくらいだ。
これらの問題点は、キー局同時ネットならば起こらないはずだから、第5作は全国どこでも一緒に観られる枠で、放映して欲しい。それが無理なら、いっその事深夜枠にしてくれた方が、はじめから諦めがつく。
ともかく、第5作の放送が楽しみだ。あえて今「鬼太郎」をアニメでやる以上、これまで出来なかった事に挑戦して欲しい。あと、第4作のDVD-BOXも、じわじわと欲しくなってきた。やっぱりこれも買うか。