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シンエイ版『怪物くん』DVD-BOX完結

 先週、シンエイ版『怪物くん』DVD-BOXの下巻が発売され、無事に上下巻で完結となった。


 下巻で気になっていた点は、OPのスタッフ表記と特番回の収録形式の二つだった。
 まずはOPを確認したところ、映像が初代バージョンに戻ってからも作画監督は「本多敏行・鈴木信一」となっており、ちゃんと後期のスタッフ表記になっていた。つまり、今回DVD-BOXに収録されたOPは「初代(前期版)」「2代目」「初代(後期版)」の三種類という事になる。わざわざ原作者表記の部分を差し替えてまで三種類作っているのだから、手間がかかっているなあ。
 それにしても、一度全面的に変更されたOPアニメが、短期間で前のものに戻るというのは結構珍しい事だろう。上巻のブックレットで福富博氏は「三代目OPも作りたかった」と言っているが、これが実現しなかったのは残念だ。『怪物くん』のOPに登場するのは怪物くんをはじめとして怪物達ばかりで、ヒロシが全く出てこないのは少々寂しい。ヒロシ達人間キャラも出てくるOPも、見てみたかった。
 なお、ヒロシや歌子姉さんはプレゼント告知の付いたEDの別バージョンには登場しているが、これは使用期間が短かかったし、今のところDVD-BOX以外で見る手段はない。プレゼント告知が歌にかぶっている以上、今後も再放送などで流れることは無さそうだ。

 また、10月に発売された白黒版アニメのDVD-BOXでは、原作者表記がオリジナル通りに「藤子不二雄」で収録されているので、シンエイ版BOXで元のまま収録できなかった原因は、藤子スタジオではなくシンエイ動画の方にあるのかもしれない。それに、EDではプロデューサーの部分もテレビ朝日の担当者の名前が消されており、権利関係など何らかの問題があるのではないだろうか。OP最後の「制作 テレビ朝日 シンエイ動画」はそのままなので、実際にどんな問題があるのかはよくわからないが。
 このように本放送版そのままの収録でない点は残念だが、今回は発売前から「可能な限り当時の放送フォーマットを再現」と告知されていたし、実際にOP・ED・予告はちゃんと対応する話数のものが収録されているのだから、「可能な限り」に嘘はないのだろう。だから、これはこれでよしとしたい。

 次に、特番回の収録形式だが、これは最終巻に6話分の本編のみが収録されている。本放送でのOP・EDがどうだったかは記憶にないので何とも言えないが、「'82お正月だよ!ドラえもん・怪物くん・忍者ハットリくん」で放映された分については、三作品のキャラがOP・EDやブリッジアニメで共演していたのかもしれない。だとしたらぜひ観たいものだが、ドラえもんが登場する故に収録できない可能性もある。
 BOX下巻の付属ブックレットを読むと、特番回は資料散逸のためスタッフが不明になっている部分も多いので、OP・EDも単純に行方不明になっているだけの可能性もある。いずれにしても、本編だけというのは何となく物足りない。もちろん、テレ朝チャンネルでも放送されていないエピソード群なので、収録されているだけでも十分にありがたいのだが。


 ともかく、これでシンエイ版『怪物くん』DVD-BOXは無事に完結した。厳密に言えば放映開始前にドラえもんと共演した「ドラえもんと怪物くん」が収録されていないが、さすがにこれの収録は難しいのだろう。もしかしたら、これこそ素材が残っていないのかも知れないし。
 これで、心ゆくままに『怪物くん』を観られるようにはなったのだが、現状では視聴できるのは休みの日にほぼ限られるので、まだ上巻のディスク4までしか観終わっていない。先は長いが、それだけ楽しみが残っているのだから、今後もゆっくりと観ていこう。